La cosmos blog コスモス記: たまにはほんのはなしでもしようか

素知らぬ顔で駆けて行け、過去に未練など無いように。
頭に来るやつにはこう言ってやれ、ヘーコイテネロ。
ラコスモスです、はい。

先日NHKで“鬼太郎が見た玉砕”が再放送されてるのを観てから改めて漫画”水木しげる伝”を読み返してみた。その結果、”水木先生”と自分の中で呼んでいたけどこれからは”水木大先生”と呼ぶ事にした。
水木しげる伝の戦後編の最後の方にメキシコに行って大先生がマジックマッシュルームを食べてぶっ飛ぶシーンを描いた数ページはチョット尋常じゃない。まじで。７０歳超えてから体験されてる事にも驚きだし、あのアクティブさはやはりご自身でも言っていたとおり、もうほぼ妖怪になって来てるのではないだろうか。まったく見習いたいものだと思う。

そんでこの前フラッと恵比寿駅ビルの有隣堂に立ち寄った時に買った現代美術家会田誠の”カリコリせんとや生まれけむ”という本も凄い、氏の作品は結構観て来たし漫画とか画集も好きだけど、この本の最初のカレー事件っていうのを読んでなんかこう、胸に熱く来る何かを感じた、多分それはウジウジしたネクラな内面を密かに隠し持つ人に来るんだと自分は思う、自分もそうだからだ。氏の内面を掘り下げながら日常を書いてるこの本は必読です。

それとThe Ledgerbook of Thomas Blue Eagleっていうこれは絵本なんだけど本自体が凄くかっこ良いし、何より絵が素晴らしすぎる。ノートに書いたドローイング風になってて色使いとか完璧。こういう本は作者の愛とかが凄いこもってる感じがして、自分も何かを作りたい衝動に駆られる良い本、行き詰まったら必ずこれを手に取る。illustration誌で大竹伸朗さんも推奨してた。

あと今月号かな、宝島がヤヴァイ、“総力特集ニッポンの新宗教！幸福の科学、創価学会、真如苑、立正校正会からカルトまで”っていう特集で、日本の宗教の系図とか、どっから派生した流れなのかとかが網羅されてる、各教祖の収入とかものってて凄い。島野なちさんの漫画も超ウケる。日本人は宗教にやられとるなー。昔の宝島は若者のカルチャー雑誌で姉ちゃんが買っててそれを良く見てたんだけど、久しぶりに見たらかなり面白かった。まだVOWやってた。これは俺もおじさんになったって事かね。

本の事は語り尽くせない程あるので今度あったらまた話しましょう。いつかはVJらしく映像の話でもしようか。

アップできなかった写真。
結構前のオース、最高のプレイだったDJ peco。